Takashi ”Mr.PAN” Manabe(THE NEATBEATS - Gt/Vo)

ジャングルライフさんの企画で、THE NEATBEATSのMr.PANさんにKAMINARI Curl Cableについてのインタビューをさせていただきました。Mr.PANさんのスタジオである GRAND-FROG STUDIO は、一歩足を踏み入れれば60年代ロンドンへタイムスリップ、機材だけでなくスタジオに流れる空気までがVINTAGE。そんな夢のような場所で、なんと5時間半もお話をさせていただきました。ジャングルライフ2012年5月号の掲載記事の一部をここで紹介させていただきます。


----- 古いアンプに古いギター…例えばジミ・ヘンドリックスのようにプレキシのマーシャルに’69ストラトキャスターを繋いで演奏したとしても、なぜか当時と同じ音とならない。もちろん電力の問題とかもあるでしょうけど、今はケーブルが良すぎるんですよね。

MR.PAN:そうなんですよ。“抜け”が良すぎるんよね。今のケーブルはまずノイズを少なくするというのが第一で、次に“抜け”…いわゆる伝導力っていうのかな…がいい。昔のケーブルって長ければ長くなるほど音が劣化していましたからね。

----- そうなんですよ。その劣化が大事なんです。

MR.PAN:いい意味でハイの音が削れてたと思うんです。もちろんローも削れてたと思うけど、それでちょうど真ん中に寄ってくる。今はハイとロー、いわゆるドンシャリがメインで、それがいかにも“ダイナミック”という感覚やけど、当時は真ん中がメインで、上と下が欲しいときは後から付け足すくらいのレベルだったんです。そう考えると、ケーブルはいちばんアナログの部分やから、劣化のことを考えておかないと、当時の音は出せないですよね。

----- そうですよね。

MR.PAN:最近のギターケーブルはとにかく音がクリア…純度が高いんですよね。でもビンテージのアンプとかギターが好きな人は、別にそこの純度を上げたくない。繋げ役として相性の程良いケーブルが欲しいんです。僕らみたいなバンドのギターだと特に、ミドルの音域が重要になってきますから。

----- でも当時のビンテージ・ケーブルを使っている人なんてまずいませんし、なかなか手に入りませんよね。

MR.PAN:僕はビンテージのケーブルも持っていますけど、いい意味で質が悪くて。普通に使っていても何か音を拾うんですよ(笑)。なんかノイズを拾ってしまう。でもそれでいいと思っていて。昔のケーブルは“俺が伝えている”っていう存在感があったというか堂々としてましたよね(笑)。

----- エフェクターと同じ概念ですよね。でも当時と同じケーブルを作ろうすると、それはそれで耐久性の問題があって。

MR.PAN:そうですよね。だからKAMINARIのカールケーブルはすごくいいと思う。今の時代に考え得るカールケーブルという感じ。それに途中からストレートっていうところがいい。カールケーブルを使ってライブをしていたら、後ろに誰も行き来できないという問題も出てきますからね(笑)。そういう具体的な問題まで含めて、KAMINARIのカールケーブルはすごく考えられてるなと思います。

----- カールの長さを何センチにするか? ということも色々と試行錯誤しました。

MR.PAN:実際にスタジオで使ってみたんですけど、正直、他のカールケーブルよりもグレードは高いですよね。もっと言うと“なんでカールにしたんやろ?”って感じ。カールにすることによって、使う人を限定してしまうわけですから(笑)。でもそこから“カール”に対する情熱をものすごく感じるんですけど。

----- やっぱり意図が見えるものが作りたいですからね(笑)。

MR.PAN:そのハイファイじゃないっていうところが僕はいいと思います。プラグもいいですよね。高級感があまり無いというか(笑)。

----- SWITCHCRAFTのプラグですね。

MR.PAN:中にはゴールド処理しているやつとか色々種類があるじゃないですか。でもKAMINARIのカールケーブルのプラグがゴールド処理されていたり頑丈すぎるプラグだったらなんか嫌ですもん(笑)。それにケーブル自体の色もいいですよね。これは白だけですか? 黒はないんですか?

----- 黒を作るつもりはまったくないです。

MR.PAN:いいですね~(笑)。手触りもすごくいいし。なんか落ち着きますよね。

----- 被膜もすごくこだわって作っていますので、そう言っていただけると嬉しいです(笑)。


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