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1965年から69年に渡って生産された通称 ノンリバース・サンダーバードベース。当時のモデルには「ネックが折れやすい」という製品としては決定的な難点があったが、その構造ゆえに生まれた特徴的なサウンドもあった。「壊れやすさとそのサウンド、変えがたいルックス」。このトライアングルな領域がノンリバースを伝説的な存在にしたのではないだろうか。
KAMINARI GUITARSはこのノンリバースをただの「再現」ではなくイチからの「リプロダクト」を、という観点で企画を開始し、材・ボディ厚・ネック形状・重量バランス・パーツ等根本から再設計し YARDBIRDを完成させた。

サウンドの骨格はどこにあるのか

当時のサンダーバードには、34インチスケールのマホガニーセットネックにハムバッカーという仕様から生まれる独特のサウンドがあった。YARDBIRDの開発に当たり、それらの仕様以外に「ボディ厚とヘッドの長さ」に特に注目した。まずボディ厚を38mmとサンダーバードより厚くし、低域に持ち堪えるマホガニーボディに設計。ネックはメイプル、指板はインディアンローズウッドのフラット貼りをセットネックでジョイント。ヘッドは角度をつけてテンションを稼ぐ方法ではなく、シャクレ型+テンションガイドによって折れやすい難点を解消。サウンドの要である長尺ヘッドはサンダーバード特有のロングサスティーンを実現。

新しくレトロな大胆フィニッシュ方法

木地の質感を無くしてしまう厚塗りを避け、木材の導管を出すよう目止めを行わず、ペンキで塗りたくったようなラフな仕上げにした。また、敢えてラッカーを使わず超極薄ポリウレタンで吹いたレトロなルックスとなっている。最初から用意されたレリックやAGEDの風合いでなくナチュラルな経年変化を楽しんでもらいたい。カラーはホワイト、レッド。

すべてが世界に1本の手描きブランドロゴ

ヘッドに施されたブランドロゴは職人による手描きのレタリング。一本一本デザインやカラーが異なるため、どのYARDBIRDを入手しても「世界に一本」のオリジナルである。

トラスロッドにクイックアクセス

ピックガードのネック隣接部に小さなカットを施した。これによりダイレクトにトラスロッドへアクセスでき、素早い調整を可能とした。

Specifications

Body : Mahogany
Neck : Maple
Fretboard :Indian Rosewood (184R / 20F)
Scale : 864mm
Neck Joint : Set neck
Pickups : Lollar Thunderbird Bass Pickup
Machine Heads : GOTOH GB30
Controls : 2Vol, 1Tone
Condenser : Orange Drop 0.022μF
Bridge : Hipshot A Style
Color : White / Red
付属品:ブリッジカバー、オリジナルギグバッグ
全長:約1,296mm / 最大幅:約360mm / 重量:約4.4kg

K-YB202(2PUモデル) ¥349,800 [tax in]

製品の仕様、価格は予告なく変更になる場合がございます。ご了承ください。

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